静かに、何もなかったように暮らす女たちがいる。
夫がいて、子どもがいて、穏やかな日々を過ごしているはずの――人妻たち。
でも、ある日ふとした再会や視線の中で、
忘れていた“女”としての自分が目を覚ます瞬間がある。
その引き金が、もし「白いリブソックス」だったとしたら――?
本作は、そんな”足元”に刻まれた記憶と欲望を描く物語。
清楚な白、柔らかなリブ、汗と体温のこもる布地の奥で、
彼女たちの心と身体が少しずつ揺れていく。
かつての恋人・高宏(たかひろ)と、
人妻になった晶子(あきこ)の再会から始まるこの物語は、
“脱がさないまま”に堕ちていくフェチと背徳の世界。
白ソックスが脱がされない理由――それは、そこに欲望があるから。